阻 止 概 論

1.阻止の意義
 
阻止とは優勝(10P)にリーチのトップ目(9P又は8P)を(貧民・大貧民に)陥落させ優勝を阻む事である。
阻止の主役となるのはトップ目の対抗となるもう一方の富豪族の人となる。
例えば、9Pリーチの人が大富豪なら富豪の人が、リーチ目が富豪ならば大富豪が阻止の主役となる。
又、貧民族の二人もいつ主役に踊り出るチャンスが来るかもしれないので十分に意識しておく必要がある。

例えば、トップ目大富豪9Pで自分は優勝にはまだ遠い富豪だとする。この時、自分にいい手が入ったから
といって、なんの工夫、細工もしないまま、あとの事を考えず、我先に上がってしまっては、
9P大富豪が「残る1Pをゲットして優勝」という可能性が、ぐっと近づいてしまう。これではつまらない。

阻止の意識を持たない者は
 1.自らの勝率、優勝回数を減らしていくばかりでなく
 2.優勝者に「なんだ、こいつ楽勝だな」となめられ、そして
 3.廻りの者に「だめだ。この人、全然わかってない」と敬遠されていくのである。

勿論、物理的に「阻止」する事自体が不可能な時だってある。
阻止できる時に確実に行動する。まずはそこから始めていけばよい。

では具体的に図表を使って阻止の説明をしていこう。下図を見ていただきたい。
さて、全員が残りカード1枚という所で自分(D)の番。
通常なら当然JKを出して一抜け(大富豪)なのだが
もし、この時のポイント状況が以下の通りだとしたら
あなたは、素直に上がってしまってよいのだろうか?

Aさん Bさん Cさん D(自分)
9P 4P 4P 1P

あなたが上がった後残り全員がパスする事になる。
従って自動的にAさんが上がり、富豪1Pを獲得する。
その結果、ポイント状況は以下の様に変化する。

Aさん Bさん Cさん D(自分)
富豪 × × 大富豪
10P 4P 4P 3P
あなたは大富豪を自らの手で勝ち取ったと同時に自ら犬(単独最下位)を決定させてしまったのである。
では時間を戻そう。あの時あなたが「わざとパス」してたとしたら、状況はどう変わっていただろうか?

 もしあそこでパスをしたなら
Aさん Bさん Cさん D(自分)
貧民 ど貧 大富 富豪
9P 4P 6P 2P

この「戦略的パス」によりCさんが一抜け大富豪、D(自分)はその後であがって富豪となる。
結局このわざとパスをした事が、とりあえずはAさんの優勝を阻止した形となったわけである。
依然状況は厳しいが、試合は続行する事ができるので前者よりも可能性が見えてくる。
今後大富豪を4連続で獲得していけば、まだ優勝の目も残る。あと2P獲得で犬も回避できるのである。

このように阻止の真の意義「試合を続行させ、自分の優勝の可能性を残す事」にある。

今回取り上げたケースは、「絶体絶命、阻止しかない」という状況なので話が早かったが、
時には「阻止なんてしなきゃよかった」等という場合にもよくよく遭遇する。
次節はそんなさまざまなケースでの阻止に対する考え方を考察していこう。



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